セブンイレブンのルーツ

セブンイレブンは1927年、アメリカ・テキサス州の氷小売販売店「サウスアイランド社(現 セブンイレブン,Inc.)」がルーツとなります。当時、電気冷蔵庫がまだ普及していなかったため冷蔵庫用氷は生活に欠かせないものでした。

サウスアイランド社ではお客様のサービス向上のため、夏の時期には毎日16時間営業をおこない、お客様から喜ばれていました。しかし、お客様から牛乳や卵、パンなどがあれば便利だという声が聞かれたため同社では食料品の取り扱いもスタートさせました。

お客様はとても喜び、「便利なお店」=「コンビニエンスストア」が誕生しました。当時は店舗の庭に建てたトーテム・ポールが目印にされていたため「トーテム・ストア」と呼ばれていたようです。

そして1946年には営業時間(朝7時〜夜11時)にちなんで店名を「7-ELEVEN(セブンイレブン)」としました。1971年には多くの店が24時間営業を開始したもののそのままの店名で親しまれています。

セブンイレブン日本国内1号店誕生

1973年11月、イトーヨーカドーは新規事業(コンビニエンスストア)を行うため株式会社ヨークセブン(現 セブン-イレブン・ジャパン)を設立し、コンビニエンスストアの仕組みを学ぶためにサウスアイランド社と提携しました。

しかし、コンビニエンスストアの事業着手には国内の小売店だけでなくイトーヨーカドー内にも根強い反対論がありました。国内流通事情を見ると大型チェーンストアが成長途上であるのに、コンビニエンスストア事業の導入は早すぎるというのが当時の一般論でした。

こうした中で、コンビニエンスストア事業の開始にあたり、本格的なフランチャイズシステムを採用し1974年5月15日、東京都江東区に第1号店「セブンイレブン豊洲店」が誕生しました。

SEVEN-ELEVEn?

セブンイレブンの看板をよ〜く見てください。「SEVEN-ELEVEn」ってなっていませんか?間違えて「N」を「n」って書いちゃったのかなぁ、なんて思うかもしれませんが、間違いではありません。

「SEVEN-ELEVEn」が正式な表記方法で、「SEVEN-ELEVEN」では商標登録できないから最後の「N」を「n」にしたという説や、見た目が「N」より「n」の方がいいという説、というのが一般的です。

しかし、肝心のセブンイレブンも、なぜ小文字なのかは分からないそうです。ロゴをデザインしたアメリカのセブンイレブンの担当者がすでににいないため真相は分からないままだそうです。

セブンイレブンのイメージカラー

日本だけでなく世界中のセブンイレブンの看板で使用されている3色のイメージカラーには意味が込められています。アメリカでの使用が古いため正確な意味合いは分かっていません。

オレンジ色は夜明けの空の色、緑は砂漠のオアシス、赤は夕方の空の色をあらわし、日の出から日没までお客様のオアシスになる店との意味が込められています。

なお、看板の色が違う店舗がありますが、これは各地域の景観条例などに配慮したもので一部の店舗では通常とは異なる看板を使用しています。