自主的に24時間営業を短縮したセブン-イレブン東大阪南上小阪店(大阪府東大阪市)のオーナー、松本実敏(みとし)さん(57)が、9月から日曜日を定休日にするとセブン-イレブン・ジャパン本部に通告したことが23日、分かった。

本部側は日曜に休業した時点で契約を解除すると書面で回答。松本さんは協議の進展によっては定休日導入を見送る意向を示している。

松本さんによると、同店はアルバイトの留学生が一時帰国するなどして安定的に人員を確保できない状況。9月は松本さんと社員1人、深夜のアルバイト2人しかいなくなる。

松本さんは22日、人手不足を理由に日曜日を定休日にすると本部に通告。翌23日に永松文彦社長名の書面で「深夜時間帯以外の休業を行った時点をもって貴殿との加盟店契約を解除します」との回答があった。契約を解除されれば松本さんはセブンオーナーとして営業できなくなる。

本部は「年中無休が大前提で、定休日を設けるのは明確な契約違反だ」としながらも、松本さんと協議を続ける意向を示した。松本さんは「セブン側からの歩み寄りがあれば9月からの定休日導入は考え直す」と話した。

松本さんは2月から営業時間を午前6時~翌日午前1時に変更。今月11日からは閉店時間を1時間前倒ししている。(産経新聞)