ローソンは8日、中国のコンビニエンスストア事業について、2025年度末までに現在の3倍となる1万店を目指す計画を発表した。国内市場が飽和状態となるなか、経済成長が続く中国で出店攻勢をかける。

 8日発表した21年2月期連結決算は、コロナ禍で来店客が減少し、最終利益が56・8%減の86億円と大幅減益だった。ただ、景気が回復する中国を中心とする海外事業は初めて営業黒字となった。オンラインで記者会見した竹増貞信社長は、中国市場について「13億人の市場は大きい。宅配を組み合わせて展開していく」と強調した。

 セブン&アイ・ホールディングスが発表した21年2月期連結決算は、最終利益が前期比17・8%減の1792億円だった。(読売新聞)