9月コンビニ売上高、3%減=最大手セブンは増加

 日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した9月のコンビニエンスストア売上高は、既存店ベースで前年同月比3.0%減の8667億円だった。

 7カ月連続のマイナスとなったが、たばこ増税前の駆け込み需要を主因に減少率は8月(5.5%減)から縮小した。来店客数は11.1%減と8月(9.3%減)から拡大し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足の回復は見通せない。

 業界全体としては苦戦が続いたが、最大手のセブン―イレブン・ジャパンは売上高が2.4%増加した。総菜や冷凍食品を前面に押し出すレイアウト変更が奏功し、昨年10月(3.4%増)以来11カ月ぶりの高い伸びとなった。一方、ファミリーマートとローソンはそれぞれ4.7%、5.5%の減少となり、コロナ禍の中、需要取り込みの戦略により明暗が分かれた。(時事通信社)