セブン―イレブン・ジャパンは、スマートフォンで注文した商品を自宅に届ける「ネットコンビニ」のサービスを22日から改善する。商品が届く時間を現在の最短2時間から1時間に短縮させるほか、商品の在庫状況を迅速に注文画面に反映できるようにする。

 ネットコンビニは東京都と広島県、北海道の計約300店で実験中だ。利用者が選んだ商品を対象店舗の半径500メートル以内の自宅やオフィスなどに届ける。弁当やおにぎり、飲料など約2800品目が対象で、計1000円(税抜き)以上から利用できる。

 注文から配達までの時間は、配達員を増やすことで1時間に短縮する。将来は最短30分を目指す。

 また、従来は店舗の在庫が注文画面に反映されるまでに時間がかかり、注文したら商品はすでに売り切れだったケースがあったという。今後は、在庫データを迅速に把握できるようにシステムを整え、品ぞろえをすぐに画面に反映できるようにする。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、ネット通販の需要は強まっている。セブンは将来の全国展開を見据え、2021年の早い段階で対象店舗を1000店規模に広げることを目指している。(読売新聞)