セブン―イレブン・ジャパンなどコンビニ大手3社は、10月の消費増税に合わせて始まるキャッシュレス決済のポイント還元対象の2%分を、客の支払いの時にその場で差し引くことを決めた。実質的な値引きとなり、お得感を打ち出すことで増税による集客の落ち込みを最低限に抑えたい考えだ。

実施するのは、セブンイレブンとファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社。

ポイント還元策は、増税による消費の落ち込み防止やキャッシュレス決済の普及をねらって、政府が実施を決めた。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などで支払いをすると、対象金額の2%分がカード会社などのポイントで還元される仕組み。2020年6月まで行われる。

このポイント還元を、コンビニ3社は、その場で使えるようにする。ポイント還元の場合には、実際のポイントが付与されるまでに時間がかかるので、その場で2%分が戻ってくることを実感してもらいやすくなる。(朝日新聞)