コンビニエンスストア大手3社の平成29年3~5月期の決算(単体)が11日、出そろった。

本業のもうけを示す営業利益はセブン-イレブン・ジャパンが増益だった一方、首位セブンを追うファミリーマートとローソンの2社は店舗統合などの経費がかさみ、減益を余儀なくさた。売上高は3社とも増収を確保した。

11日に決算を発表したファミリーマートは、昨年9月に統合したサークルKサンクスとの店舗統合を前倒しで進めたため経費が膨らみ、営業利益が前年同期比で約2割減った。

ローソンは弁当の廃棄にかかる費用を一部本部が肩代わりするなど、加盟店の支援強化で経費が増えた。セブン-イレブンは、いれたてコーヒー「セブンカフェ」などが引き続き好調で、増益だった。

収益力の指標となる1日1店舗あたりの売上高は、セブン-イレブンが前年同期と横ばいの64万5千円。ファミマ(サークルKサンクスを除く)は4千円増の51万8千円、ローソンは6千円増の53万4千円だった。(産経新聞)