セブン&アイ・ホールディングスがセブン―イレブンなど日米約3万店で二酸化炭素(CO2)排出量を2050年までに実質ゼロにするため、21年度から当面の5年間で1千億円を投じることが20日、分かった。菅義偉首相が掲げた50年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとする方針に合わせる。

 セブン&アイはグループで年間220万トンのCO2を排出している。これまで日本国内の店舗などで50年に13年度比で80%以上削減する目標を掲げていたが、新たに設定し直し、米国にも範囲を広げる。

 セブン&アイは当面、年間の設備投資の少なくとも5%程度を省エネなどの分野に振り分ける。(共同通信)