セブン―イレブン・ジャパンは5月から、消費期限が迫ったおにぎりや弁当などの値引きを本部が推奨する形で行う方針だ。値引きをするかどうかはこれまで各加盟店の判断に任せていたが、実施は一部に限られていた。システムを活用して効率的に値引きを行い、食品ロスの削減につなげる狙いがある。

 対象はおにぎりやサンドイッチ、弁当など約300品。あらかじめシステム上で設定しておき、値下げのタイミングを通知する。値引き額は加盟店の判断に委ねる。

 昨年5月から行った実証実験では、店舗の1日あたりの売上高が伸び、廃棄量は減少したという。

 セブン―イレブンは食品ロス削減の取り組みとしてチルド弁当の消費期限延長や、消費期限が近い商品の購入時に電子マネー「ナナコ」でポイントを付与するサービスを導入している。(読売新聞)