コンビニエンスストア大手3社の2016年8月中間決算が12日、出そろった。
ローソン、ファミリーマートの2社は店舗の改装費がかさんだことなどから本業のもうけを示す営業利益が減少した。一方、最大手のセブン―イレブン・ジャパンは業績が堅調で、2社を大きく引き離した。
ローソンは、総菜や冷凍食品などの売れ行きが伸び増収となったが、費用がふくらんで16年8月中間連結決算の営業利益は減少した。シャンプーなど日用品の 品ぞろえ強化のため、全国約8000店で陳列棚の入れ替えを行った結果だ。記者会見した玉塚元一会長は「通期ではしっかり増益を確保する」と述べた。
ファミリーマートは、中堅コンビニのココストア買収にともなう費用などが利益を圧縮した。今後は、サークルKサンクスとの統合で国内2位となった店舗数を生かし、総菜の品ぞろえ強化などで働く女性を取り込みたい考えだ。(読売新聞)