サークルK・サンクスとファミリーマートのプリンを比較
コンビニプリンといえば、サークルKサンクスのシェリエドルチェシリーズ「窯出しとろけるプリン」
サークルKサンクスのオリジナルスイーツブランドといえば、「シェリエドルチェ」シリーズです。その中でもロングセラー商品が「窯出しとろけるプリン」。
シェリエドルチェシリーズは2007年11月から展開されていますが、それ以前はサークルKでは「サロン・ド・シュクレ」シリーズでした。当時からサークルKはオリジナルスイーツに力を入れていて、プリンも発売していました。記憶が曖昧ですが、当時は「本格志向の窯出しプリン」という名称だったと思います。その後、シェリエドルチェシリーズになり「窯出しとろけるプリン」としてサークルKサンクスの定番商品となっています。
税込150円(かつては税込120円)という低価格にも関わらず、2012年のアンケートでは95%が「おいしい」と絶賛。1日に約12,000個も売れているそうです。
そして2016年9月1日にファミリーマートと経営統合をしたことにより、心配されているのがサークルKサンクスのシェリエドルチェシリーズが無くなってしまうのではないか?ということ。最終的にはファミリーマート側のブランド(ファミリマートコレクション)に統一されることが残念ながら発表されています。最近のニュースリリースによれば2017年2月には商品統合を終わらせる予定だそうです。
そこで、今回はサークルKサンクスの「窯出しとろけるプリン」とファミリーマートのプリン(何種類かあり、似ている「とろけるなめらか絹ごしプリン」)を比較してみました。
まずはパッケージ。
容器サイズはまったく同じ、そっくりです。価格差が1円ありますが、パッケージは明らかにサークルKサンクスのシェリエドルチェシリーズ「窯出しとろけるプリン」の方に軍配が上がる。パッケージに高級感があり、ちょっとしたおもてなしにも使えそうな感じです。
続いてパッケージ横に注目。
この商品は愛知県にある株式会社ロピアというメーカーが製造しています。もともとサークルK(のちにサークルKサンクス)のデザート製造メーカーとして取引をしている会社で、ファミリーマートとの経営統合でファミリーマートのオリジナルデザートにも本格的に進出しています。アピタやピアゴ、その他のスーパーでもデザートコーナーでロピア製品をよく見かけます。
実際に食べてみると、ファミリーマートのプリンはサークルKサンクスのプリンとそっくり。ちなみに、カロリーはファミリーマートのプリンの方が高いです。ロピアのデザートは価格がお手頃で、なおかつ商品のクオリティもかなり高いです。正直なところ、大手メーカーの山○パンなどが作っているデザートと比較すると、ロピア製品の完成度の高さは驚きます。そしておいしいです。
正式な経営統合の少し前あたりからファミリーマートのデザートが少しずつサークルKサンクス化しているような気がしていましたが、商品が良くなることはコンビニユーザーにとってもうれしいことです。ファミリーマートで発売されている「ダブルフロマージュ」のパッケージをみて、サークルKサンクスで以前まで販売されていた「なめらかレアチーズケーキ」や経営統合直前に限定復刻された「天使のチーズケーキ」を思い浮かべました。そっくりです。
ひとこと付け加えるとすれば、ファミリーマートのロゴマークを押し出した安っぽいパッケージで展開するよりも、デザートブランドを新規に立ち上げて展開した方がいいと思います。ローソンの「Uchi Cafe SWEETS」のようなブランド戦略はコンセプトも分かりやすいです。