全国の店舗でセブン、消費期限迫った弁当など実質値引き…食品ロス削減へ

セブン―イレブン・ジャパンは11日、消費期限が迫った弁当などの実質値引き販売を、全国の店舗で始めた。おにぎりやサンドイッチといった対象商品をセブン&アイの電子マネー「nanaco(ナナコ)」で買うと、税抜き価格の5%分のポイントが付与される。売れ残った商品をそのまま捨てる「食品ロス」の削減につなげる狙いがある。

「セブン―イレブン千代田二番町店」(東京都千代田区)では11日午後、販売期限の5時間前になったサンドイッチに、従業員が値引き対象であることを示すシールを貼った。

売れ残った商品の廃棄費用の大半は加盟店が負担しており、商品を売り切ることができれば、加盟店の経営支援にもつながる。セブンは恵方巻きなどの大量の売れ残りが問題になったことを受け、2018年末以降、一部店舗で実証実験を行ってきた。(読売新聞)