セブン―イレブン、9月末までに低価格帯の商品270品に増…節約志向の顧客来店促す

 セブン―イレブンは3日、低価格帯の商品を9月末までに270品に増やすと発表した。弁当や日用品を拡充し、物価高で節約志向が高まる顧客の来店を促す。

 セブンはこれまでも低価格帯の商品群をもうけていたが、おにぎりなどの一部商品にとどまっていた。新しい対象商品群は「うれしい値!」シリーズと銘打ち、手頃な価格でも品質の高い商品を目指したという。

 弁当ではチャーハンやマーボー丼などを税込み348円で3日から発売した。原材料の見直しや工場の自動化などにより、おにぎりや麺類なども従来のものより低価格に抑えた。食品以外にもトイレットペーパーや洗剤などが対象に加わる。

 セブンは高品質にこだわった高級プライベートブランドに力を入れてきたが、物価高で来店頻度が減っている状況を踏まえ、低価格商品の拡充に乗り出す。担当者は「コンビニは高いというイメージを払拭(ふっしょく)し、日常使いの店を目指す」と話している。(読売新聞)