阪急阪神百貨店などを傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとコンビニエンスストア大手のローソンは24日、業務提携したと発表した。

 H2Oが阪急電鉄などの駅で展開するコンビニ「アズナス」の全98店について、7月下旬から順次ローソンに転換する。商品の共同開発や顧客の購買データを活用した新サービスも検討する。

 今年秋以降、百貨店のインターネット通信販売で購入した商品を全国のローソンで受け取れるようにする。H2Oの荒木直也社長は24日、大阪市内で記者会見し、ローソンと組んで販路拡大などを進める方針を示した上で、将来の資本提携の可能性も示唆した。ローソンの竹増貞信社長は「コンビニの成長には地域密着が不可欠」と語り、関西独自の商品を強化する考えを示した。(時事通信社)