群馬県が地盤の中堅コンビニチェーン「セーブオン」(前橋市)は、県内159店舗を今月31日にすべて閉店すると発表した。その上で、大手チェーン・ローソンとの契約に基づき、営業継続が可能と判断した店については年度内にローソンに転換する。同県外の店は既に閉店・転換しており、これでセーブオンの看板を掲げた店舗はすべて姿を消す。
 セーブオンは1984年創業。ピーク時の2015年2月期には関東や南東北など10県に600店以上を展開し、「39円アイス」など低価格路線で親しまれてきた。しかし、競争の激化などから、大手のブランドや商品力が必要と判断。法人として存続しながら、ローソンの看板を掲げて営業するフランチャイズ契約を昨年締結していた。(毎日新聞)