三菱商事とコンビニエンスストア大手ローソンは、2020年度までに、給油設備を備えた店舗を現在の8店から30店に拡大する。

ガソリンをコンビニで扱う1商品と位置付け、買い回りによる相乗効果を狙うとともに、コンビニの社会インフラ機能を拡充したい考え。

拡大するのは、ローソンの敷地にセルフ式給油設備を設置するタイプの店舗。店舗や給油・洗車設備のデザインなどを共通化しており、コンビニの従業員が給油所の管理などを行うことで、コストも抑えられるという。

三菱商事の出資を受け、こうした店舗を関東で現在8店展開するダイヤ昭石(東京)は、「ガソリンスタンドとコンビニの両方を利用する客も多く、安定収益が確保しやすい」と相乗効果を強調。三菱商事は今後、他の取引先などにも呼び掛け、全国展開を目指す方針だ。 (時事通信社)