セブン―イレブン・ジャパンから昨年末、コンビニエンスストアのフランチャイズ(FC)契約を解除された大阪府東大阪市の店主が6日、大阪地裁へ仮処分を申し立てた。

契約解除の無効を主張し、FC店主として営業を続けられる地位を確認する趣旨だという。

仮処分を求めたのは、セブン東大阪南上小阪店を営業していた松本実敏さん(58)。セブン本部は先月31日に店へのクレーム件数の多さやSNSでの本部批判を理由に契約を解除した。松本さんは一方的な解除は無効だと反発し、今月2日から独自営業を開始。ただ、セブンからの商品の仕入れは止まっており、近く休業に入るという。

セブンの親会社セブン&アイ・ホールディングスの広報は「コメントを差し控える」としている。松本さんは昨年2月に人手不足から本部の制止を振り切って時短営業を始め、コンビニ各社が「24時間365日」の原則を見直すきっかけをつくった。(朝日新聞)