コンビニ大手ローソンは29日、全国約1万4千店で客の利用を中止するとしていたトイレについて、緊急時などは従業員に声をかければ使えるようにすると発表した。新型コロナウイルスの感染防止のため、利用を中止すると28日に発表していたが、方針転換する。

同社の対応を巡り、賛否など多くの声がSNS上で出ていた。ローソン本部にも、店主から賛成の意見が寄せられる一方で、客の利便性を考えて利用を続けたいとの声もあったという。

このため、トラックやタクシーの運転手らが緊急時などに使えるように転換。幹線道路沿いや郊外の店舗などは、店主の判断で一般客も利用可能とする。中止は緊急事態宣言の期間中。トイレとともに利用中止にしたゴミ箱と灰皿は、引き続き全店で利用できない。(朝日新聞)