使い捨てプラスチック製品の削減を企業などに求める「プラスチック資源循環促進法」が1日施行された。コンビニ大手のローソンは、東京と大阪の一部の店舗で木製スプーンの配布を始めた。

 東京都中央区の「ローソン銀座7丁目店」ではこの日、サイズの異なる大小2種類の木製スプーンを計約600人分用意した。昼食時には弁当とともにスプーンを持ち帰る客の姿が目立った。「良い取り組みだ」とする声の一方で、「もらってしまい罪悪感も……」とする声もあった。

 この店によると、費用は従来のプラ製より2~3倍かかるという。同店オーナーの宇登裕紀さんは「コンビニは環境への取り組みに遅れていると感じていた。今後も導入を進めたい」と話す。

 ローソン以外のコンビニ各社やスーパーでも今後、植物由来の素材を使ったり軽量化をはかったりしたスプーンやフォークの配布を進める方針だ。(朝日新聞)