コンビニエンスストア大手のローソンは4日、電気使用量を40%減らしたという川崎市川崎区の新店舗を報道陣に公開した。

 店内の冷蔵・冷凍ショーケースの約8割に扉を取り付け、節電を進めた。

コンビニ店舗は通常、総菜などの冷蔵ショーケースに仕切りがないという。新店舗では、扉を取り付けて冷気漏れを防ぎ、省エネを進めたほか、屋上には太陽光パネルを設置し、発電した電気は全量を店舗の消費電力に充てる。

一連の取り組みにより、平成25年度実績と比べて電気使用量を40%、二酸化炭素(CO2)を55%削減。電気代を年間約100万円節約できる見通しだ。 ローソンは今後、こうした省エネ型店舗を全国各地域に出店し、令和6年2月まで検証を続けた上で、同年3月以降の新店舗では標準化したい考え。既存店への導入も目指している。(産経新聞)