ファミリーマートは、来年元日の休業実験は予定していないことを17日、明らかにした。

大手のローソンやセブン―イレブンが計画しており、ファミマの対応が注目されていた。

沢田貴司社長が報道各社のインタビューに応じた。全国約1万6500店のうち、オフィスビルの中にあるなど施設の都合で約300店が元日を休業日とする一方で、それ以外の店は通常通り営業する。

沢田社長は「(スーパーなど)いろいろなところが閉まっている中で、加盟店が(正月に店を)開けたいのは自然だ。休みたい人がいればバックアップする」と語った。

休暇を取りたいが、アルバイトらの確保が難しい店主には、ことし6月に導入した「店長ヘルプ制度」の利用を促す。本部社員を年に1回、朝から夕方まで、無料で店に派遣する。来年の元日には、この制度を109店が利用する予定という。

ファミマは、24時間営業するか、時短営業に踏み切るか、店主が選べる仕組みを来年3月に導入する。元日やお盆といった特定の時期を休業日とするかどうかは、時短の仕組みやヘルプ制度の状況をみながら、来年の夏までに判断するという。(朝日新聞)