セブン&アイ・ホールディングス(HD)は4日、傘下のコンビニエンスストア最大手セブン-イレブン・ジャパンの古屋一樹社長が8日付で退任し、後任として永松文彦副社長が昇格する人事を発表した。

古屋氏は代表権のない会長となる。記者会見した永松氏は、原則24時間としている営業時間について、加盟店オーナーの希望や販売状況を考慮して「個別の店に合わせて柔軟に対応する」と述べた。

セブン-イレブンは直営店と加盟店の一部で営業時間を短縮する実験を行っている。永松氏は全体の約0.5%に当たる96店の加盟店オーナーが24時間営業の見直しを求めていると明らかにした上で、「実験結果を提示し、(短縮の)是非を判断してもらう」と語った。

ただし、「実験店では売り上げが下がっている」という結果を踏まえ、「深夜に来店があるところで24時間営業をやらない選択肢はない」とも強調。ビジネスモデルの基幹である24時間営業の大きな変更はないとの考えを示した。 (時事通信)