待機児童や小売業界の人手不足などが社会問題となる中、コンビニエンスストア大手セブン-イレブン・ジャパンは2日、コンビニ店員向けの保育施設「セブンなないろ保育園」を広島市西区の店舗2階部分に開園した。大手コンビニでは初としている。

開園式には施設の運営者や園児らも参加した。

和やかな雰囲気の中、セブン-イレブン・ジャパンの安見勉総括マネジャーは「地域の人に支えられている企業として、地域貢献にもなれば」とあいさつ。関係者がテープカットをして開園を祝福した。

定員は19人。平日と土曜日の午前7時~午後8時に0歳からの乳幼児を預かる。コンビニ店員だけでなく、余裕があれば地域住民の利用も受け付けるとしている。

この日、初登園したのは0~4歳の4人。保育士の女性(44)は早速、緊張してぐずる園児をうまくあやし、「愛のあふれる笑顔のたえない園にしたい」と話した。

セブンは東京都大田区でも同様の保育施設を開園。今後も全国で増やしていく方針。(産経新聞)