セブン&アイ・ホールディングス(HD)は4日午後、傘下のコンビニ事業会社、セブン―イレブン・ジャパンの古屋一樹社長(69)を代表権のない会長に退かせ、後任に永松文彦副社長(62)をあてる人事を発表した。

HDの井阪隆一社長は東京都内で記者会見し、事業会社のトップを交代させる理由について「コミュニケーションのパイプの目詰まりがあった。(国内にあるセブンの)2万店を1人のトップで対応する負荷が大きかった」と指摘。「永松新社長が入ることで素早い課題解決を実行する」と述べた。

現場の人手不足をきっかけに注目を集める営業時間については「(24時間から縮める)実験を踏まえ、1店ごとに柔軟に対応していきたい」としつつ「柔軟な対応が(営業時間の)選択制につながるとは考えていない」と話した。(朝日新聞)