セブン-イレブン・ジャパンは31日、コンビニエンスストアの国内店舗数が2万店を突破したと発表した。

国内の小売業で2万店の大台を突破するのは初めてで、簡易局を除いた直営の郵便局に並ぶ規模となった。

第1号店は昭和49年5月にオープンした「セブン-イレブン豊洲店(東京都江東区)」。少子高齢化や単身世帯の増加、地方の購買ニーズに応えるため出店を続けた結果、平成15年8月に1万店、25年には1万5000店を超えた。この日新たに54店舗を出店し、国内の店舗数が2万33店となった。

日本フランチャイズチェーン協会によると、全国のコンビニは約5万7000店。ローソンは約1万3000店、ファミリーマートは約1万8000店を展開している(29年8月末時点)。

生活インフラとしてさらなる進化を目指すとするセブン-イレブン・ジャパンは今後、これまで工場などの製造拠点が整っていなかった沖縄県への初出店を30年度に予定しているほか、高品質な日用品の需要の高まりに向けたプライベートブランドの充実も検討する方針だ。(産経新聞)