コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンの古屋一樹社長は9日、那覇市で翁長雄志沖縄県知事と会い、2019年度をめどに同県に進出すると表明した。セブンの店舗がない「空白県」がなくなり、全都道府県での出店が実現する。

100%出資の現地子会社を設立、年間50店ペースで開店し、5年間で250店規模を目指す。グループ共通のプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」のアジア展開を促進するため、沖縄を物流ハブ(拠点)として活用する。

セブンは全国で1万9000店を超える店舗網を抱えるが、同県だけは出店していなかった。ファミリーマートとローソンは既に進出しており、県内でのコンビニ出店競争が激化しそうだ。 (時事通信社)