日本フランチャイズチェーン協会が22日発表した2017年の主要コンビニエンスストア売上高は、既存店ベースで前年比0.3%減の9兆4738億円と3年ぶりに減少した。

単身や共働き世帯の増加により弁当や総菜類の販売は好調だったが、コンビニ同士やドラッグストアなど他業態との競争激化により、来店客数が低迷した。

来店客数は、1.8%減の154億9208万人。前年がうるう年だったことや、10月に台風が2度接近するなど天候不順も響いた。単月ベースでは、16年3月からマイナスが続いている。

一方、客1人当たりの購入額は1.5%増の611.5円。単月では15年4月から一貫して増えている。

17年12月末時点の店舗数は、3.2%増の5万5322。コンビニの市場規模の目安となる全店ベースの売上高は1.8%増の10兆6975億円だった。

同時に発表した17年12月の既存店売上高は、前年同月比0.3%減の8205億円と7カ月連続で前年割れした。(時事通信社)