ファミリーマートは30日、フィットネスジム事業に参入すると発表した。

来年2月、東京都大田区にコンビニエンスストアとジムを併設した1号店を出し、5年後をめどに300店に増やす。

スマートフォンで会員登録して、トレーニングメニューなどを配信する。入会金はなく、利用料は税別で月7900円。24時間営業で、ICチップが入ったバンドをつけていれば入場できる。トレーナーは常駐せず、深夜や早朝は無人で営業する。

ジムの運営はコンビニ加盟店オーナーが担う。1階はファミマで2階にジムが入るタイプのほか、敷地が広い店は駐車場の一角にジムの建物を置くことも想定する。1店あたり数千万円をかけて改装する予定。

ファミマの沢田貴司社長は「既存店は飽和状態で、一番の課題は集客だ」といい、新事業で来店を促す。加盟店が事業を多角化して新たな収益源にしてもらう狙いもある。ファミマはコインランドリー事業への参入も表明している。(朝日新聞)