コンビニエンスストアのローソンは新型コロナウイルス感染対策として、25日から販売を始めたおでん鍋をアクリル板で仕切る新たな取り組みを始めた。

密集しがちな店内での飛沫(ひまつ)防止に、コンビニ大手は工夫を凝らしており、例年とは「ひと味違った」販売風景が見られそうだ。

ローソンは、レジ横のおでん鍋の前に高さ77センチの「おでんシールド」を設置。注文処理以外は鍋のふたも閉めて飛沫が入るのを徹底して防ぐ。店員との会話を避けたい客向けに、398円でおでんのセット販売も始めた。

セブン―イレブンでも9月以降、おでん販売器具にアクリル板を設置する。同時に、在宅需要の広がりに対応してレンジで温めて食べるカップ容器入りのおでんを新たに発売する。

ファミリーマートは、レジ前面に取り付けている飛沫防止用ビニールカーテンの内側におでん鍋を配置する。9月上旬から取り扱いを始めるが、従来のセルフサービスはやめ、店員が具材を取り分ける。 (時事通信社)