伊藤忠、ファミマにTOB=5800億円、競争激化に備え

 伊藤忠商事は8日、傘下のコンビニエンスストア大手ファミリーマートに対し、TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。

買い付け総額は約5800億円。現在50.1%の保有比率を100%に引き上げた後、株式の一部をJAグループに譲渡する計画。小売業界の競争を勝ち抜くため、調達・販売面に加え、顧客の購買データの活用といったデジタル分野でも連携を強める。

TOBは1株2300円で実施する。伊藤忠がTOBを提案し、ファミマが同日開催の取締役会で賛同を決めた。ファミマは上場廃止となる。 (時事通信社)

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