サークルKとサンクス、来年夏で消滅 全店がファミマに
ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)が11日発表した2017年2月期決算は、純利益が190億円だった。昨年9月に旧ユニーグループHDと旧ファミリーマートが経営統合し、前年との単純比較はできないが、旧ユニーの実績(15年9月~16年2月)を踏まえて比べると、実質2・9%の増益だった。
売上高は実質ベースで前年より6・3%減の8949億円。総合スーパーの閉店などが響いた。
売上高の5割強を占めるコンビニ事業は17年度、1300億円を投資する方針を表明。「攻め」の姿勢が鮮明になった。サークルK、サンクスからファミマへの「看板」の掛け替えを当初より半年前倒しし、来年8月までに全店で実施するという。
一方、総合スーパー事業は立て直しが課題で、現在の210店舗を、20年度には200店舗程度にする。ただ、店舗ごとの稼ぐ力を高め、スーパー事業の純利益は20年度、現在の7割増の150億円をめざす。(朝日新聞)