2016年9月1日、ファミリーマートと「サークルK」「サンクス」を運営するサークルKサンクスを傘下にもつユニーグループ・ホールディングスが 経営統合しました。サークルKサンクスの店舗は順次ファミリーマートの看板に変更されており、2019年2月にはすべての「サークルK」「サンクス」が 「ファミリーマート」に変換される予定です。

そこで、改装後のファミリーマートになった店舗のうち、旧サークルK店舗・旧サンクス店舗をパッと見分けられる方法を説明します。

今回は「看板編」です。

看板の中でもチェーンごとに特徴が出るのが「ポール看板」。ポール看板はロードサイド型のフリースタンディングタイプ店舗なら必ず設置されていますし、ビルインタイプの店舗でもビル壁面に設置されていることが多いです。遠くから見てもどのチェーンかすぐに分かるようになっています。

サークルKサンクスからファミリーマートに改装された店舗も、看板のロゴマークは変更されますが外枠まで変更せずにそのまま利用する場合がほとんどです。旧サークルKサンクスの店舗を見分ける方法として最も分かりやすい判別になると思います。

改装前のサークルKサンクスの看板

サークルK

サークルケイ・ジャパン時代から使用されているポール看板のタイプです。ATM設置店は袖看板が追加され、縦書き赤字白文字で「銀行ATM」と書かれています。2000年頃から「酒・たばこ」の文字が拡大され、これより古いタイプの看板は「酒・たばこ」の縦幅が半分ほどのサイズとなっています。

サークルKの看板

サークルKの看板

2010年代からポール看板のデザインが変更され、サークルKサンクス共通仕様になりました。「銀行ATM」の袖看板が廃止され、「酒・たばこ」の下に配置され白地赤文字に変更になっています。

サークルKの看板(2010年代)

サークルKの看板(2010年代)

サンクス

サンクスアンドアソシエイツ時代から使用されているポール看板です。サークルKと経営統合する以前に「チケットぴあ」を取り扱い開始したため、袖看板に「チケットぴあ」が追加されていました。その後、サークルKでも「チケットぴあ」の取り扱いが開始されたことと、ゼロバンクATMやバンクタイムATMの設置が始まったことから、袖看板は「銀行ATM」に変更になっています。オープン時期によって、一部店舗の袖看板はサークルKと同じ縦書き仕様のものになっている店舗もあります。

サンクスの看板

サンクスの看板

2010年代からの出店では、看板もサークルKサンクス共通仕様になりました。サークルKと同様に「銀行ATM」の袖看板が廃止され、代わりに「酒・たばこ」の下に配置され白地赤文字に変更になっています。

サンクスの看板(2010年代)

サンクスの看板(2010年代)

おまけ(元サンクスのサークルK)

名古屋市内を中心に愛知県内のサンクスは2013年頃から順次サークルKに改装されていました。元サンクスだった店舗では、看板をそのまま使用しているためサンクス仕様のサークルK看板です。

サークルKの看板(サンクス仕様)

サークルKの看板(サンクス仕様)

 

改装後の旧サークルKサンクスの看板

ファミリーマート(旧サークルKサンクス)

お待たせしました。旧サークルKサンクスのファミリーマートでは、ポール看板をすべて変更せずロゴマークのみ変更になっています。「酒・たばこ」「銀行ATM」の看板は、旧サークルKサンクスのまま継続されているため赤色が非常に目立ちます。一般的なファミリーマートの看板はブルーとグリーンのみで、旧サークルKサンクスを見分ける際には最も分かりやすいポイントです。

旧サークルKサンクスの看板(袖看板あり)

旧サークルKサンクスの看板(袖看板あり)

旧サークルKサンクスの看板(袖看板なし)

旧サークルKサンクスの看板(袖看板なし)

 

(2016年10月21日)